休職・過労死を防ぐための産業保健活動が急務!健康経営のリアルがわかる本『企業にはびこる名ばかり産業医』を出版

企業の産業保健活動を支援する株式会社エムステージ(代表取締役社長:杉田 雄二)は、産業医の活動実態と健康経営を実現するための方策を示した書籍『企業にはびこる名ばかり産業医』を、2018年5月29日(火)に株式会社幻冬舎より出版いたします。

◆止まない過労死事件

今、日本の産業界で注目されている「健康経営」。この背景には、超高齢社会による生産人口の減少、そして過重労働による労働者の不調、止まない過労死があります。労働者が健康に働く環境の整備は企業の義務であることはもちろん、その義務を果たすことは企業にも生産性向上などのメリットがあります。そこで、働き方について抜本的な改革を目指す「働き方改革」とともに、従業員の健康を守ることで労働生産性を上げようという「健康経営」の考え方が広まってきたのです。

◆要となる「産業医」の機能不全

「健康経営」に重要な役割を持つのが、働く人の健康を守る専門家である「産業医」。ですが、この産業医が機能不全に陥っていて、効果的な産業保健活動ができていないのが日本企業の現状です。
そもそも、従業員50名以上の事業所には、労働安全衛生法により産業医を選任することが義務づけられていますが、それすらできていない事業所も見受けられます。また、産業医を選任していても活動実態のない「名義貸し」状態の事業所も珍しくありません。さらには、産業医資格を持つ医師のうち、実際に産業医活動を効果的に実施している産業医は一万人にも満たないと言われており、医師側の状況にも課題が見られます。
この現状の問題点を分析し、企業が産業医の専門性を活用し有効な産業保健活動を行う方策を提示することで、労働者・企業が活力を取り戻す一助となるべく、この度の出版に至りました。

◆本書で伝えたいこと

著者は、株式会社エムステージで年間300件以上の企業へ、産業医の選任支援・産業保健活動のサポートを行っている取締役の鈴木友紀夫。有名無実と化す産業医を機能させるために、企業・医師が取り組むべきことをお伝えします。働く人一人ひとりが心身ともに健康であれば、労働生産性や企業価値は向上します。「健康経営」、労働生産性の向上を目指す経営者や人事労務担当者にとって必読の書です。

■著者プロフィール

鈴木 友紀夫(株式会社エムステージ 取締役)
1966年生まれ、福島県出身。東京理科大学にて応用微生物学を専攻。医師の人材サービス大手に所属後、医師と医療機関をつなぐ人材マッチングサービス事業を行う株式会社エムステージの立ち上げに参画、取締役に就任。現在は産業医事業部にて、企業の産業医選任サービスや産業医になりたい医師向けのサポートを行う。労働者の健康を守るため、そして医師の新たな働き方を提案するために奔走している。医療経営士2級、健康経営アドバイザー(初級)

■書籍情報

『企業にはびこる名ばかり産業医』
著者:鈴木 友紀夫(株式会社エムステージ 取締役)
発売:2018年5月29日(火)
定価:800円+税
判型:新書判
頁数:192頁
発売:株式会社幻冬舎
ISBN:978-4-344-91770-5

<著者へのご取材も可能です>

著者の鈴木や株式会社エムステージへのご取材も是非ご検討いただけますと幸いです。過労死の背景、産業保健活動の実態、産業医制度はなぜ機能しないのか、なぜ産業医・産業保健活動が必要なのかなどをお話することが可能です。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社エムステージ(M.STAGE CO.,LTD)
広報:関矢 瑞季(せきや みずき)
TEL:03-5437-2950/FAX:03-5437-2951
MAIL:m.sekiya@mstage-corp.jp